毎日考えていたこと

子犬の販売をしていた頃。

毎朝考えていた事。

今日こそは、店の子犬が死んでいるのではないか。

利益と商売を考えず、子犬については生存のみを追求していました。

それでも絶対は無い、いつか子犬の死亡ゼロがとぎれる。

そうゆう覚悟と準備はしていました。

人は万能ではなく、どんなに費用と時間と努力をしても避けられない事はあります。

幸い子犬の死亡ゼロは達成されましたが、その間は心身共に疲れきっていました。

子犬の販売を止めて、本当にホッとしました。

猫を飼うことの危険性

猫に噛まれてマダニの感染症で、亡くなられた方が出たようです。

ペットの犬や猫が感染している例が報告をされていたので、ついにとゆう思いです。

今は猫ブーム?らしいので話題になりませんが、猫を飼う危険性について書きます。

なお、長くなるので詳しい病状等は省きます。

トキソプラズマ 特に妊娠中の方は要注意です。

この病気は決まって、汚物の処理などに気をつけましょう位の注意しか提示されませんが予防は大変です。

パスツレラ 猫引っ掻き症は、前にも当サイトで取り上げました。

よくある猫により起こる病気で、患部が腫れて高熱が出たりします。

Q熱 最近は話題に上りませんが、以前はテレビでも特集をされました。

発症はまれなようですが、症状は非常に重い病気です。

猫真菌症 猫糸状菌による感染症です。

本来、日本には無かったと言われています。

60年代に輸入されたペルシャネコが最初かとも言われています。

真菌はカビの一種で、人間で言えば水虫のようなものです。

長毛種の猫の多くが保菌状態といわれ、発症をしていない場合が多いです。

したがって他の動物に感染して発症したり、免疫力の低下で猫が発症して初めてわかります。

当然、人間にも感染します。

人間の場合は、飼い主が発症してわかる場合が多いです。

猫真菌は非常に強力で、塗り薬だけでは直らない場合もあり飲み薬も必要な場合があります。

ただし注意が必要なのは、飲み薬は副作用が強くて妊娠中は使用出来なかったと思います。

かならず、医師に確認して下さい。

この感染症が厄介なのは、猫糸状菌の生命力が非常に強い事。

猫から出た毛やフケに付いた菌は、乾燥状態で数年生きていられます。

そのため衛生状態を保ったり、感染を防ぐのは困難です。

かなり以前見た複数の猫のブリーダーの子猫は、どこも感染した子猫がいました。

当店が早期に猫の販売を止めた理由です。

また、猫の美容とトリミングをしない理由も同じです。

テレビやペット業界が金儲けのために猫ブームを煽りたいのはわかりますが、それに釣られず考えてほしいです。

特に、これから猫を飼おうかと考えている女性には。

子犬の予約はしない

子犬を購入または、入手する場合の注意点。

その場で受け取れる子犬を入手しましょう。

予約をした後でキャンセルをすると、多額のキャンセル料を請求される場合が多いです。

また、生まれて受け取るまでに子犬を交換されたりする恐れもあります。

おかしいと気づいても、認めなかったりキャンセルを受けつけない業者もいます。

事前の予約はしない事です。

犬に躾は必要ありません

犬に必要なのは、ルールです。

躾などといった曖昧で感情的なものではなく、明確なルールです。

わかりやすく、簡単な方が良いです。

ルールですから、それぞれ犬を飼う環境で必要なものを決めれば良いです。

例えば、吠える事についても様々です。

街中であれば、吠えることが全く駄目な場合は多いでしょう。

少し田舎になれば、誰か家に来たときに吠えて知らせる必要も有ります。

番犬になれば、とにかく何にでも反応して吠える必要が有ります。

トイレにしても必ず室外でさせる場合もあれば、室内のトイレシーツでさせる場合もあるでしょう。

ただ注意が必要なのは、社会との関わりを考慮する事です。

住宅密集地で大型の番犬は、周囲との関係が成立しません。

トイレもトイレシーツでしないと、ペットホテルが難しくなります。

それらを考えた上で、飼い主と犬に必要最低限のルールを決めましょう。

ルールは継続一貫して、根気良く練習します。

躾ではないので、感情的になったり周囲の目を気にする必要も有りません。

体罰とゆう言い訳で、「犬をたたく」暴力も必要有りません。

体罰によっておとなしくなる、命令に従うようになると言う人もいますが間違いです。

それは、暴力を受けた側が生命の危険を感じて抵抗を止めた状態です。

ムチに愛など有りません。

犬のブリーダーとは

日本に犬の「Breeder」は、まずいないと思います。

ほぼ、パピーミルか犬のブリーダーです。

20年以上前に雑誌で読んだコッカースパニエルが専門の方は、犬の「Breeder」に近かったです。

その方の方針は確か以下だったと思います。

1、子犬を販売しない。

2、自分のブリーディングの方針から外れた犬は、避妊及び去勢の後に無料で譲渡する。

3、譲渡の犬の血統書は渡さない。

4、譲渡者とは譲渡後も関係を保つ。

5、メス犬の繁殖相手のオス犬は、病気の検査をした信頼できるグループ内でしか行わない。

6、問題が見つかった犬は、ブリーディングから直ぐにはずす。

犬の「Breeder」の目的は、「犬の質の向上」です。

営利目的では、ありません。

だから日本語の犬のブリーダーは、犬の「Breeder」では有りません。

残念ながら私の周りでは、犬の「Breeder」を見たことがありません。

私には、ブリーダーとパピーミルの違いがわかりません。

仕入れた子犬の生存率

かなり昔の事です。

チワワが流行っていた頃、県外の犬の繁殖業者の所から1頭仕入れてきました。

持って帰ってきてから店頭で観察をしていると、耳をよくかきます。

獣医に連れて行って調べてもらうと、予想どうり犬カイセンに罹っていました。

処置をしてもらって店につれて帰ると暫くして、下痢とともに大量の回虫が出てきました。

脱水症状にならないように調整しながら、低血糖も防いでさらに食事量も調整して1週間。

子犬の状態が安定したので、ワクチンの接種と犬カイセンの処置をした頃、子犬を仕入れた繁殖業者から電話がかかってきました。

業者:「この前の子犬は生きてる?」

私:「先日、ワクチンを打ちましたよ。」

業者:「何か問題がなかった?」

私:「回虫がいたのと、犬カイセンでした。」

業者:「あそう、2匹の兄弟犬は死んだがな。」

私:「え、原因は何です?」

業者:「Aとゆう店のはパルボやと、Bとゆう店のはよう解らんけど来たときから調子悪いて言ってきたんよ。」

その後、私が仕入れた子犬は犬カイセンの治療後に売れて行きました。

回虫と犬カイセンがあれば、子犬にとってストレスと体調の悪化は回避出来ません。

この点は犬の繁殖業者が悪いです。

でも子犬が死んだのは、ずさんな衛生状態と管理能力の無いペットショップの問題です。

幸い当店では開店以来店内での子犬の死亡はゼロ、生存率は100パーセントでしたが、それは全力で目標に向けて時間と費用を掛けたから出来たことです。

これから折にふれ、この問題を取り上げたいと思います。

犬のリードは短く

犬のリードの余分な長さは、手に巻き込んで短くしましょう。

そして、左側に寄り添わせて歩きます。

リードは太目の方が、手に食い込みにくくて楽です。

それに、切れて事故になる可能性も低くなります。

リールタイプの伸びるリードは止めましょう。

紐は細くて弱いですし、伸びているので事故が起きます。

また、機械自体が巻き取れなくなったり、ストッパーが壊れたりする場合がよく有ります。

リードは犬をコントロールする為の物です。

ノーリードは論外です。

外出の際は必ず使用しましょう。

短いほど犬の毛は多く抜ける

子犬を販売していた頃、客によく質問されました。

「子供に喘息があるので、毛の抜けないチワワかダックスが良いんですすが。」

いえ、間違えです。

毛の短い犬種ほど、良く毛が抜けます。

毛が伸びて抜け落ちる周期が短いから、毛が短いんです。

毛の抜ける周期が長ければ、ヨークシャーテリアなどのように地面に着くまで毛が伸びます。

毛が長くなり、綿毛の少ない犬種は抜け毛も少ないです。

しかし、残念ながら毛の抜けない犬種はいません。

喘息や気管支が弱い場合は、犬を飼うのをお勧めしません。