7歳から10歳を過ぎれば老犬です。
体力も低下しますし、目や足などの衰えも出てきます。
心臓や泌尿器などの内疾患に癌。
メスであれば、多いのが子宮蓄膿症。
犬の美容やトリミングの作業前に飼い主から伺うのは当然ですが、その時の状態によって作業の中止も必要です。
そして作業で一番大事なのは、早く済ませる事。
無駄な物、作業はしません。
老犬以外の犬にも同じですが、老犬は特に。
時間短縮のための、事前の毛のカット。
汚れの状態に応じたシャンプー。
汚れやすい所を重点とした、手入れの楽なトリミング。
何よりも同じトリマーが毎回作業をする事による、犬との信頼関係と癖の把握による時間の短縮。
基本が一番です。
それを日々考えて地道にしています。
ゆえに当店ではしない作業があります。
効果もなく時間がかかって老犬の体調に影響する、マイクロバブルや薬剤への漬け洗いはしません。
リボンやチョーカーなど、事故につながる物も老犬に付けません。