飼い犬の最後

飼い犬が高齢になったり、重い病気になった時。

どこまで世話をするのか、判断は難しいです。

私が飼い主にお話しする目安は。

「食事が出来るか。」

食事が出来なくなれば、衰弱していきます。

点滴で延ばすことも出来ますが、回復を見込める病気でなければ無理をしない方が良いと思います。

犬を犬として、上手に付き合う飼い主を見てきて。

雑種犬は飼うのに適さない

大きさの問題があります。

特に子犬の場合、成長して成犬になった時の大きさが不明です。

少し前の事です。

岡山市内の犬の譲渡会で、雑種犬を貰い受けた人から相談がありました。

犬の譲渡会の人から、

「この子犬は大きくならない。」

「大人になっても、10kg位だ。」

子犬を受け取った人から、本当でしょうかと?

写真が有ったので見せて貰うと、ほぼゴールデン・レトリバーです。

すでに大きくて、10kgで済むわけがありません。

しかも、2頭も渡しています。

室内で飼育予定の家に。

雑種犬は、純血種の犬が元でも大きくなる場合が多いです。

5kgクラスの犬の種類でも飼育は大変です。

ましてや、犬の譲渡会の標準的な雑種犬のサイズは10kgを超えます。

もう一つの理由は、性質の問題です。

純血種であれば、犬の種類ごとの性質・気質の違いがある程度は判断が出来ます。

しかし、雑種犬はわかりません。

特に犬の譲渡会の犬は日本犬が混じっている場合が多く、シャイで臆病な場合があります。

そのため、攻撃性が有ったりして飼育が難しいです。

どうしても犬の譲渡会で犬を貰うなら、純血種の小型の成犬にしましょう。

飼う犬を選ぶ注目点

飼う犬を選ぶ時に注意する基準として。

口の小さな犬にしましょう。

犬は咬む動物です。

普段は大人しくても、反射的に咬む場合があります。

犬の攻撃力は想像以上で、柴犬位であれば十分人を殺せます。

小型のダックスフンドでも口は思いのほか大きく、咬まれれば大怪我を負います。

シーズーなども見た目よりも口が大きくて、咬まれれば大怪我を負います。

怪我を考慮すれば、口が小さくて短い小型のプードルやヨーキー、チワワなどが無難です。

子犬の将来の大きさ

「この子は、大人になっても2kgにしかならないよ。」

「この子は、親が小さいからおおきくならないよ。」

ブリーダーやペットショップが、子犬の販売時に良く使うセールストークです。

このように子犬が成犬になった時の大きさを断定する所では、子犬を購入してはいけません。

私はたくさんの子犬を販売しましたが、生後50日位で成犬時の大きさや体重の予測がついた子犬は1匹もいませんでした。

兄弟犬でも大きさにばらつきが有るぐらいですから、親犬を見たところでわかりません。

それでも純血種の場合は犬種標準があるので、おおよその目安はわかります。

しかし小型犬でも、雑種犬の場合は全く不明です。

日本の住環境を考えると、純血種の小型犬のメスを譲り受けるのが無難です。

秋田犬・ハスキー犬

昔々。

シベリアン・ハスキー犬のブームがありました。

漫画の影響からテレビで煽られて。

子犬は高額になり、金儲けのためブリーダーは大量生産をしました。

世の中にハスキー犬が多くなると問題が大量に。

飼い主の指示に従わない、力が強くて逃亡する、散歩が無理で転倒して骨折する場合も。

そうして「馬鹿な犬」の代表になってしまいました。

日本の殆どの一般家庭では飼うのに適さない犬種を無理した結果で、犬に責任が有るとは言いかねます。

犬には犬種ごとの、大きさや気質があります。

これは秋田犬にもあてはまります。

特に気質の問題で、非常に攻撃性が強い場合があります。

もう一度言います。

一般家庭で飼育は無理です。

犬のリードの使い方

散歩中の犬が飼い主の手を離れて、飛び出したことで転倒した裁判の判決が出ました。

賠償命令が出ています。

犬にはリードが付いていましたが、飼い主の手をすり抜けたそうです。

どうも犬のリードの使用方法に誤解があるようです。

リードの手元には輪っかが付いています。

これは持ち手ではなく、腕を通すものです。

左腕を通して、手にリードを何回も巻きつけます。

リードの長さを調整して、犬を飼い主の左側に付けてリードがたるまない様にします。

伸縮式のリードは使用しません。

管理可能な子犬の数

子犬を販売していた時は、展示用のケージが8台ありました。

構造的に使いにくいケージ2台を除いて、6台を主に使用しました。

その頃から当店ではすでに、子犬1匹につき1台のケージでした。(法律の制定のはるか前)

子犬の仕入れは1度に1匹か2匹位で、予定外の入荷分を考えて5匹が管理の標準数でした。

当店では必ずワクチンと、犬ツメダニや犬ヒゼンダニの駆除をしていました。

特に犬ツメダニは何処の犬のブリーダーの所にも居たので、必ず獣医で処置をしていました。

その為、週の6日を子犬のため獣医に行く予定に考えていました。

子犬を連れて行ける獣医は限られていて人気もあるため、待ち時間がとてもかかりました。

また、予期せず下痢や嘔吐をする子犬も居ます。

病気の子犬とワクチンの子犬を一緒には出来ず、別々に獣医に連れて行くこともあります。

そうなると、管理できる子犬の数は5匹が限界でした。

実際は3匹が理想です。

すべては、「店内での子犬の死亡ゼロ」の為です。

なぜ、「店内での子犬の死亡ゼロ」なのか。

1つの理由が子供の頃に読んだ本にあります。

畑 正憲が書いたムツゴロウの少年記のの中で、医者だった父親が「子供の死亡診断書は書かない」とゆう主義を貫き全力で子供の治療にあたっているくだりがありました。

これが忘れられず、少しでも同じ境地に行けたらと。

子供の治療とは比べ物になりませんが。

子犬工場(パピーミル)

子犬工場について。

実態を告発する映像が出ていますが、多少の差はあれ何処も似たようなものです。

ひどい状態なのに、何故ペットショップは子犬を仕入れるのか?

まず、犬の繁殖者の状態を知らないし調べない。

ましてやオークション(子犬の競り市)から買い付ければわかりません。

また子犬に問題があったとしても、ブリーダーやパピーミルには何も言わない場合が多いです。

問題がわからないペットショップも多いですが、もっと大きな理由があります。

問題点をブリーダーやパピーミルに指摘すると、子犬を売ってもらえなくなるからです。

ブリーダーやパピーミルは、文句を言われず子犬を高く売る事しか考えません。

特定の犬種がブームになる事で、問題が大きくなりました。

雑誌やテレビで子犬のブームをあおる。

値段の高い犬種を大量に生ませ、ペットショップが買いあさる。

その結果が現状です。

問題点は色々なところにあります。

災害時のペット

災害時におけるペットの処遇について、指針が出されています。

避難場所にペットを連れて行く。

責任は飼い主にある。

避難場所でのペットの保管場所の整備は各自治体がする。

以上の様なかんじでしょうか。

イメージで語るのは簡単で、立派に見せることは出来ます。

でも作成した人たちは、実際にやって見たのでしょうか?

色々な大きさの犬を揃えて、ケージに入れて運んでみたのでしょうか?

大きな音や恐怖を与えて、シャイで過敏な日本犬をケージに入れてみたのでしょうか?

家の中で逃げ回る猫を捕まえて、ケージに入れてみたのでしょうか?

外と家を出入りする猫は?

疲労した多くの人々が居る近くに、オウムやインコを置いてみたのでしょうか?

ペットやホコリにアレルギーのある人に、影響がどう出るか検証したのでしょうか?

ペットを避難所に連れて行く事による、避難の遅れを検証したのでしょうか?

再度言います。

自分が大事です。

すぐ逃げましょう。

災害は明るいとき、天気の良い時に起こるとは限りません。

真っ暗な夜中、天候が悪いときもあります。

ペットを気にしている余裕などありません。

それなのに今回の様な指針を出されたら、ペットを同伴しなかった飼い主が責められる事態になります。

あまりにも無知な指針です。

もうすぐ3月11日の震災の日が来ます。

あの時に助かった人の教訓を無にするのでしょうか。