動物取扱責任者研修

11月でしたが、毎年ある動物取扱責任者研修に行きました。

今年も講師を招いての講義と、プリントの問題に解答して提出でした。

ひとつ変わったのは、VTRを見たこと。

相変わらず現状の問題を討論しあうことも無く、半日を費やしての無駄でした。

講義の内容も、大学の教授による新入社員研修のような物やロイヤルカナンのフードの宣伝みたいな過去の物よりはマシな程度でした。

法改正等の重要な事は、書留で資料を送ればすむ事です。

研修に時間をかけるより、保健所職員がブリーダーや保護施設に立ち入り調査をして改善の勧告をする方がペット業界の向上になります。

不明ペットの拡散

当店では、不明ペットの張り紙や問い合わせには協力しません。

ペットの情報を手掛かりに、DV(ドメスティックバイオレンス)やストーカーの加害者が被害者の居場所を探す恐れがあるからです。

だからSNS等での拡散もしません。

トリミングや美容で来店した犬や飼い主の画像、名前も出しません。

嫌がらせや、ペットをネタにした犯罪に使われる恐れもます。

1度でもインターネットで拡散すると消すのは困難です。

管理できるのは5匹まで

犬も猫も多頭飼育の問題が出ています。

問題の解決方法。

専属の管理者1人につき、飼育頭数を5頭までに制限。

ブリーダー、ペットショップ、犬猫保護施設。

全てに適用すれば解決します。

生き物に値段を付けて売る

縁あってペットショップを始めましたが、やる前からペットを売る事が嫌でした。

それでも、まともなペットショップが1軒位は日本に有ったほうが良いだろうと考えて運営していました。

少しでも、ペット業界がマシになればと。

だから、仕入れた子犬に5千円から1万円の金額を上乗せして販売価格を設定。

獣医による健康診断、ワクチンの接種、ダニや寄生虫の駆除、これら全部の費用は店の負担。

金儲けどころか、子犬を売れば赤字でした。

仕入先の店やブリーダーには、子犬に問題が有れば連絡。

でも、まったくペット業界が良くなることは有りませんでした。

そうこうしているうちに、子供が生まれて親になって。

ある時子供から、ペットを売る事は人身売買と同じようなものではないか?

疑問を投げかけられ、全くそうだと思いました。

子供に説明できない事をしても良いのか?

ペット(生体)を売るのを止めました。