災害時におけるペットの処遇について、指針が出されています。
避難場所にペットを連れて行く。
責任は飼い主にある。
避難場所でのペットの保管場所の整備は各自治体がする。
以上の様なかんじでしょうか。
イメージで語るのは簡単で、立派に見せることは出来ます。
でも作成した人たちは、実際にやって見たのでしょうか?
色々な大きさの犬を揃えて、ケージに入れて運んでみたのでしょうか?
大きな音や恐怖を与えて、シャイで過敏な日本犬をケージに入れてみたのでしょうか?
家の中で逃げ回る猫を捕まえて、ケージに入れてみたのでしょうか?
外と家を出入りする猫は?
疲労した多くの人々が居る近くに、オウムやインコを置いてみたのでしょうか?
ペットやホコリにアレルギーのある人に、影響がどう出るか検証したのでしょうか?
ペットを避難所に連れて行く事による、避難の遅れを検証したのでしょうか?
再度言います。
自分が大事です。
すぐ逃げましょう。
災害は明るいとき、天気の良い時に起こるとは限りません。
真っ暗な夜中、天候が悪いときもあります。
ペットを気にしている余裕などありません。
それなのに今回の様な指針を出されたら、ペットを同伴しなかった飼い主が責められる事態になります。
あまりにも無知な指針です。
もうすぐ3月11日の震災の日が来ます。
あの時に助かった人の教訓を無にするのでしょうか。