猫の真菌症

わかりやすく、猫の真菌症で表現をします。

真菌症は、人間の水虫と似たような感染症です。

猫の真菌症は、もともとは日本には無かったようです。

それが、60年代か位に販売目的で輸入した長毛の猫(ペルシャ猫と言われている)が元で広まったと考えられています。

問題は猫だけでなく、犬や人間にも感染することです。

特に犬には感染しやすいようで、金儲けの為に犬と猫を一緒に繁殖しているブリーダーを介して犬にも広まりました。

猫の真菌は強力で、塗り薬では治りづらく服薬する場合があります。

服薬用の薬はきつく、妊娠中は使用できず肝臓に負担がかかるそうです。(今は良い薬があるのでしょうか?)

また真菌の生命力も強くて、乾燥状態で数年生きることが出来ます。

症状は脱毛やフケ等ですが、感染していても症状が現れず保菌者となり、周りに菌をまく場合があります。

特に長毛の猫は保菌をしている場合がほとんど、とゆう調査もあります。

体にリング状の腫れが出来たり脱毛をしたら、早く皮膚科を受診したほうが良いです。

その際医者に、ペットを飼っていることや猫を良く触ることを伝えましょう。

子犬が何匹いますか

子犬を販売していた頃、良く問い合わせの電話がかかりました。

大量に陳列された店で、子犬を買いたいのでしょう。

しかしその事が、子犬の健康状態を悪化させたり死亡させたり。

売れ残る可能性も高くなり、山へ捨てられたり。

無理な販売や飼育状況を生んでいます。

販売用の子犬の管理は、非常に大変です。

朝一番に各子犬の状態を確認。

低血糖を起さないように、すばやく餌を同時に与えなければならず。

健康診断、予防注射、健康状態の悪い子犬の通院は分けてしなければならず。

ブリーダーで事前に健康状態を確認している事は無いので、仕入れた子犬は全部店でする必要がありました。

そのため私でも、一度に管理可能な子犬はせいぜい5匹まで。

トイプードルやマルチーズの出産経験があり、優秀な獣医師の支援があってもです。

ましてや経験や知識にとぼしく理念も無い若い販売員には無理な話で、それを押し付ける経営者に問題があります。

もちろん売る側に問題はありますが、子犬をプロダクト製品のごとく認識する買う側の問題もあります。

これはペットショップに限らず、ブリーダーも犬の保護施設も同じです。

もう、立ち止まる時です。

アレルギーのある人

犬や猫、ウサギ、小鳥といった毛のあるペットを飼うのは止めましょう。

多くの人が困っている、花粉症やホコリのアレルギー等は状態が悪化します。

私はアレルギーが無かったのですが、トリマーを始めて犬も飼うことによって発症しました。

犬上皮、いわゆる犬のフケに強く反応が出ました。

それによって花粉症もひどいものとなり、アルコールやホコリにタバコの煙等と増えて行きました。

ましてや何らかのアレルギーをすでに持っている人は、ペットは避けるべきです。

ゴミを出したくない

商品の廃棄、ゴミを出したくありません。

その為、店の在庫は極力少なくしています。

取り寄せが可能な商品も有りますが、日にちが必要となります。

当店でトリミングに使用する物は、在庫が有ります。

シーズー犬

シーズー犬の子犬を飼うことを考えている方へ、考慮する点をいくつか。

茶色の色、ゴールドの毛色は皮膚疾患が非常に多いです。(当店の地域では殆ど)

油っぽい脂漏性のうえ、粘りのあるフケがでます。

年齢が進むと体の各部が腫れ、脱毛も酷くなります。

そのうえ、ニキビダニによるアカラス症の発症も多いです。

これらは遺伝が関係していて、白黒の毛色ではあまり見ません。

鼻の短い独特な顔立ちのため鼻に水が入りやすく、目ヤニが多くて耳の中は腫れて膿む。

そのためトリミングやシャンプーを嫌がり、攻撃性が強く扱えない場合もあります。

こだわりがなければ、ゴールドの毛色は避けたほうが良いと思います。(特にオス)

子犬の販売はしません

ペット、生体の販売を止めて10年ほどたちます。

しかし、いまだに問い合わせがあります。

当店では、子犬、子猫、小鳥、小動物、爬虫類、猿等のペットの生体販売しません。

生体で金儲けや客寄せをする気はありません。

また他の生体販売の場所を聞かれますが、良い場所はありません。

ペットフードの試供品

犬や猫に限らず、ペットフードの試供品を配る所があります。

受け取っても使用しない方が良いです。

捨てるのが嫌な場合は、受け取りを断る方が良いでしょう。

なぜ試供品を使用しないか?

食べさせると、今まで食べていたペットフードを食べなくなる恐れがあります。

そうなると、今までの生活リズムが崩れることになります。

一度崩れた生活リズムを戻すのは大変です。

もし試供品を使用するなら、今使用しているペットフードに問題点がある場合にしましょう。

犬が1頭になった時

犬が急に攻撃的になる。

その原因の中に、他の犬が死んで1頭になり飼育環境での上下関係の変化による場合があります。

1頭になって可哀想と思い、対応を変えたり構ったりしない事です。

あくまでも犬として、ルールを明確にして毅然と接しましょう。

飼い犬の最後

飼い犬が高齢になったり、重い病気になった時。

どこまで世話をするのか、判断は難しいです。

私が飼い主にお話しする目安は。

「食事が出来るか。」

食事が出来なくなれば、衰弱していきます。

点滴で延ばすことも出来ますが、回復を見込める病気でなければ無理をしない方が良いと思います。

犬を犬として、上手に付き合う飼い主を見てきて。

雑種犬は飼うのに適さない

大きさの問題があります。

特に子犬の場合、成長して成犬になった時の大きさが不明です。

少し前の事です。

岡山市内の犬の譲渡会で、雑種犬を貰い受けた人から相談がありました。

犬の譲渡会の人から、

「この子犬は大きくならない。」

「大人になっても、10kg位だ。」

子犬を受け取った人から、本当でしょうかと?

写真が有ったので見せて貰うと、ほぼゴールデン・レトリバーです。

すでに大きくて、10kgで済むわけがありません。

しかも、2頭も渡しています。

室内で飼育予定の家に。

雑種犬は、純血種の犬が元でも大きくなる場合が多いです。

5kgクラスの犬の種類でも飼育は大変です。

ましてや、犬の譲渡会の標準的な雑種犬のサイズは10kgを超えます。

もう一つの理由は、性質の問題です。

純血種であれば、犬の種類ごとの性質・気質の違いがある程度は判断が出来ます。

しかし、雑種犬はわかりません。

特に犬の譲渡会の犬は日本犬が混じっている場合が多く、シャイで臆病な場合があります。

そのため、攻撃性が有ったりして飼育が難しいです。

どうしても犬の譲渡会で犬を貰うなら、純血種の小型の成犬にしましょう。